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キャリアとは?いま企業に求められる『キャリア自律』の考え方

コラム

2026.05.31

第1回目のブログの投稿となります。一番最初のテーマは何にしようかと考えあぐねたのですが、やはりキャリアコンサルタントの私が一番大事にしている「キャリア自律」について書きたいと思います。

キャリアとは何か?

皆さんは「キャリア」と聞いて、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。
昇進や昇格、転職、資格取得、年収アップなどをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、本来のキャリアとは、それだけを指す言葉ではありません。

キャリアの語源は『轍(わだち)』。荷馬車が通った車輪の跡のことです。
そのことから、キャリアとは「人がこれまで歩んできた軌跡」「積み重ねてきた経験そのもの」と言えるでしょう。
また荷馬車は目的地に荷物を運ぶために進んでいくので、キャリアもまた「人生の目的に向かって、未来へと進んでいく道のり」とも言えます。

なぜ今「キャリア自律」が求められているのか?

キャリア自律とは

近年、このキャリアに対する考え方として「キャリア自律」が注目されています。
キャリア自律とは、働く個人が、自らのキャリアを、自らの意思で、主体的に考え、行動し、築いていくことです。

「自律」と「自立」の違い

自律に似た言葉で「自立」というのがありますが、これは他者からの支援を受けず、自分の力だけで行動することを意味します。それに対して「自律」は自分を律するという言葉通り、自分の意思に従って、自分をコントロールして行動するという、内面的な状態をさします。

「キャリア自律」が重視されるようになった背景

では、なぜ今、キャリア自律が求められているのでしょうか。
背景には、終身雇用の崩壊や働き方の多様化、人生100年時代の到来があります。これまでのように会社が社員のキャリアを保証する時代から、自ら学び、自ら選択しながらキャリアを築いていく時代へと変化しているのです。

企業が社員のキャリア自律を支援するメリット

よく企業の経営者や人事の方と話をすると、「社員が自分のキャリアを自律的に考え出したら、辞めてしまうでしょ?」と言われることがあります。本当にそうでしょうか?

キャリア形成の3要素―Will・Can・Must―

自律的なキャリア形成のためには「Will・Can・Must」の3つの観点から考えることが大事と言われています。
Will(やりたいこと):自分の内なる欲求や興味・関心、価値観など
Can(できること):自身が持つスキルや経験、知識、強み
Must(求められていること):自身の果たすべき責任や期待されている役割
この3つが重なる仕事をすることで、充実感・満足度が高まります。
会社からの期待(Must)に対して、自分のWillが叶えられ、Canが発揮できれば、会社に対するエンゲージメントは高まり、主体的な行動が増え、結果として、組織全体の生産性向上や離職率の低下につながります。

キャリア自律は「企業任せでも個人任せでもない」

変化の激しい時代において、企業競争力の源泉は「人」です。だからこそ、企業は社員のキャリア自律を支援する役割を担う必要があります。
キャリア面談や1on1ミーティング、研修や学習機会の提供、挑戦できる環境づくりなど、企業ができる支援は数多くあります。
重要なのは、企業が社員のキャリアを決めることではなく、社員が自ら考え行動できる環境を整えることです。
キャリア自律は、企業任せでも個人任せでも成り立ちません。
企業と社員が対話を重ねながら、ともに成長していく。その積み重ねが、個人の成長を組織の成長へとつなげていくのです。

まとめ

変化の激しい時代だからこそ、一人ひとりが主体的にキャリアを築く「キャリア自律」が求められています。そして企業にとっても、キャリア自律を支援することは、社員の成長だけでなく組織の成長につながる重要な経営課題と言えます。

Cheer Bridgeでは、社員一人ひとりの自律的な成長を支援し、その成長を組織の成長へとつなげる人材育成・組織開発を支援しています。 社員と組織がともに元気になる未来づくりに、これからも取り組んでまいります。

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